白洲次郎

『その時歴史が動いた』で「白洲次郎/マッカーサーを叱った男」をやっていた。最後の5分くらいしか見られず、全部見たかった〜。
何かの本で読んでうる覚えだけど、朝食時にネクタイをつけずにテーブルについてしまい妻の白洲正子に謝ったとか(間違ってるかも)。とにかくマナーとダンディズムにあふれた人で、通産省を設立したのも彼で1人で代議士300人の力という「白洲三百人力」という言葉もあったとか。でも設立したらあっさり身を引く「風の男」。GHQの誰だったっけかに流暢な英語を褒められたら「あなたももっと勉強すれば上達できますよ」と言ったとか、天皇からの贈り物をマッカーサーに届けたら置くところがなくて床に置かれマッカーサーを叱りつけたとか、逸話にあふれる生粋の野蛮人。サンフランシスコ講和条約締結の場では、英語の演説原稿を直前に巻紙に書いた日本語に差し替えさせ、羽織袴姿で吉田茂に読み上げさせた演出家(?)。敗戦国も堂々とひとつの国であるから相手の国に言葉を合わせる必要はない、と2日前に日本語に変更させたらしい。屈辱の占領下から独立を宣言するときだもんなぁ〜。ここで英語で演説していたら日本は英語圏の国になってたかもしれないなぁ〜。遺言は「葬式無用、戒名不用」。