岡山の新見で童謡サロン。おんがく祭りで地元の方々の発表の場にゲストで出演。
楽屋に入ると入れかわり立ちかわりオレンジ色のお揃いの衣装を着たおばあちゃんが挨拶しにきてくれる。「お弁当ここですよ」「はい、お茶ね」「お菓子はここ」「お弁当はここですよ」「お茶はね」「これは地元のお菓子」ああ、ありがたや。
一曲目はおばあちゃんたちのミニピアノ鍵盤による『ねこふんじゃった』。途中、大崩壊してるが最後の決めは全員揃ってる！みんなでお揃いのカラフルな衣装を作り、楽しそうに音楽してるのを見るとみんなで演奏するってなんて素晴らしいんだと思う。大正琴のチームも混声合唱も本当に楽しそう。農作業を終えた手で道具から大正琴に持ちかえて習いにこられるらしい。でも山間の村単位でのチームなので、誰か発表会の日にお葬式がでたらそのチームごと出演しなくなるらしい。
打ち上げもそのまま音楽漬け。混声合唱団はお鍋を囲んで延々と歌っている。親子二代、三代揃ってるのは当たり前。親が子を指揮して歌っている。わたしたちはみんなにハミングされながら、打ち上げ会場を退出した。けいこちゃんは感動してぽろぽろ泣いている。
「またみんなそろって神戸まで歌いに行くけん」
うん、待ってるよー！
