秋吉台

kazumi-amitie2007-06-02

中原中也100年祭で新山口へ。駅から小室等さんと車にゆられておよそ30分、山の中にいきなり現れた近代建築秋吉台国際芸術村へ。携帯もつながらない山奥でフランスと日本の詩人や研究家で『中也とランボー』がテーマでシンポジウムがひらかれている。すごいっ!!私はシンポジウム終了後の交流会から参加。
そして晩は書斎のようなお部屋に移りポエトリー・リーディングの時間。
司会は詩人の佐々木幹郎さん。とにかく何も決まっていない朗読会だけどいるメンバーが豪華そのもの。まず通訳としてこられていたフランス在住の詩人がご自分の詩を朗読、もう一人通訳でパリ在住の方がご自分の詩を、フランスの詩人アリュー氏が中也のフランス訳を2編、もう一人フランス人の詩人ステンメッツ氏がご自分の詩を3編、そして佐々木幹郎さんはご自分の詩を、谷川俊太郎さんはクレーの天使を日本語で朗読しそれをフランス訳されたものをフランスの詩人が朗読、最後は小室等さんが俊太郎さんの103歳になったあとに、というアトムの詩(鉄腕アトムは谷川俊太郎さん作詞)を朗読してアトムの歌を賢作さんのピアニカと演奏・・・というような、ゆる〜い仕切りなのにすごい贅沢な朗読会。当たり前かもしれないがみんな詩人だ!しかもフランス語でのポエトリー・リーディングは初めてなのでとてもうれしい。サティとかコクトーとかもこんなことしてたんだろうか。
打ち上げは、東京在住だけどこってり関西人の佐々木幹郎さんを中心に小室さん、俊太郎さん、賢作さんらと盛り上がる。めちゃくちゃおもしろかったけどいまからどなたかの創作のネタばれになる可能性があるので内緒。このあたりはホタルがいるらしいがマムシもいるそうなので見に行きたいが見に行かず。マムシ注意の看板も有り。明日が本番。