豊橋技術科学大学留学生センターでの日本文化研修。今年で5年目。昨年は各国のオノマトペで『俵はごろごろ』を作ってもらい、一昨年は『日本の遊び』を、その前の年は『子守唄』、そして今年は『わらべうた』をテーマにした。
わらべうたといえば最近の説のかごめかごめの朝廷陰謀説や、いろんな大ミステリー解釈本はおもしろいけどちょっと違うと思っていて、私はわらべうたはもっとシンプルな発生だったんじゃないかと思っている(あくまで私の論)。大人の真似した要素もあるかもしれないが、歌ってるのは子どもだし、どんどん口伝えで変わっていくし、子どものことなのでおもしろおかしく表現は変えるだろうし、意味より語呂を先攻するだろう、何百年も歌われてきているのに、陰謀説にあてはまるような要素だけがきっちり残っているわけはない!とテレビのわらべうたミステリー特集向かって反論してた(あくまで私の論)。
と、これを実践すべく今年はおもしろおかしく自分たちの中で流行するわらべうたを作っちゃえ〜〜!という大胆なテーマの授業をしてきた。
日本には10までの数え歌がとても多い。「いちじく、にんじん、さんしょに、しいたけ、ごぼうに、むくろじゅ、ななくさ、はったけ、きゅうりに、とうがん」。私の地域は「いち、にー、さんまの尻尾、ゴリラの息子、菜っ葉葉っぱ、腐った豆腐」全盛期だったが、この数え歌を作ってもらったら、まぁ、おもしろいのが続々と登場!
1 いちいち
2 にげて
3 さくせん
4 しっぱい
5 ごしょうですから
6 むかしにもどりたい
7 なぁなぁでやって
8 はめつへいたる
9 くらしをともにした
10 とうがらし
1 いちいちおこすな
2 にどねさせろ
3 さんどねさせろ
4 しってるだろ
5 ごごにならんと
6 むりなの
7 な、わかるか
8 はやすぎるんだよ
9 9時だろ まだ
10 とにかくねる!
1 1月
2 に、食べ過ぎて
3 サイズが
4 しんどくて
5 ゴムウエストで
6 むりせず
7 なーんてしてたら
8 はらの
9 くびれが
10 とんでもないことに
1 イチロー
2 にほんから
3 さっさと
4 シアトルへ
5 ゴールは
6 むり
1 いちばで
2 にんてんどう
3 さんだいかって
4 しんかんせんで
5 ごはん
6 むすこが
7 ないて
8 はったおしたら
9 くってかかって
10 とおくにいった
1 いち
2 にー
3 みのむし
4 しでむし
5 ごみむし
6 むかでに
7 ななふし
8 はち はえ
9 くわがた
10 とんでった
1 いち
2 にー
3 さいとうさん
4 しらいさん
5 ごとうさん
6 むとうさん
7 なんばらさん
8 はまださん
9 くどうさん
10 とやまさん
1 いちいち
2 にくたらしい
3 さわるな
4 しらける
5 ごかいするな
6 むかつく
7 なれなれしい
8 ばーか
9 くどい
10 とろい
まだまだおもしろいのがたくさんあるが、近々童謡サロンのホームページでアップしよ〜っと。なんちゅうナンセンスソング!おもしろすぎ。これらは20分くらいで考えてもらいました。
もうひとつ「だるまさんがころんだ」「ぼんさんが屁をこいた」の10文字で10数えるシリーズのオリジナルを作ろう留学生編。
「たいふうがきてるんだ」
「おめでとうございます」
「シンさまはキムチすき」
「チョウさんがほにゅうるい」
「きょうはふつかよいだな」
「おすもうさんがやせた」
「にほんのなつはあつい」
さぁ、これからどれを使って遊びましょうか。