童謡

京都第一赤十字病院で童謡サロン。受付完全閉鎖してのコンサートである。患者さん、先生方、地域の方々などに囲まれて、きょうはヴォーカル山内詩子ちゃん入り歌強化5人編成童謡サロンだった。
真ん中あたりにおられた車椅子の初老の男性が一心不乱にステージを見つめて聞いてくれていて、横に付き添っている奥さんか娘さんかわからないが、その様子を見て彼の手をにぎってぽろぽろと涙をこぼしておられた。病院や老人ホームで童謡サロンをすると、日本における童謡の存在の大きさにびっくりする。その男性もマスターみたいに「童謡なんて」と言ってたかもしれない。でも、なんだかうらやましい。私たちの世代にそういう曲はあるのだろうか。