井戸

みかんを見るたび思い出す「宮水」のコンサートで金沢に行くサンダーバードで隣り合わせたご婦人の話。まったく見知らぬ人なのに「はい、みかん」とひとつみかんを手渡され急に井戸の話をし始めた。ご婦人の美容院を経営している義兄はカットやパーマの収入が入るたび100円や500円貯金していってカンボジアに井戸を掘っていってるらしい。10万円で井戸が掘れて、何百もの人や動物がボウフラのわいた水を飲まなくてよくなるのだそうだ。「なんかその話が気になってて、そんなことをこの宮水のCDで協力できないかなぁ、宮水って井戸やしなぁ〜・・・」と宮水の制作費を協力してくれている従姉にちょこっと相談すると即「やろう!やりなさい」の一声。私たちのおじいちゃんは列車で隣り合わせた見知らぬ人がお金を貸してくれて事業し始めたらしい。よく母が冗談で「あんたも電車の中で何かみつけなさい」と言っていたのが心のどこかに引っかかってるのか・・・。
ということで、今から宮水1枚につき100円、井戸水基金にすることにしました。販売価格は変わりません。でも、いったいいつになるやら・・・。