国家プロジェクト

kazumi-amitie2007-12-12

京大博物館ナイトツアー。きょうは地質学研究室の人たちが中心。1780年くらい、フランスの探検家ラ・ペルーズがサモアに行ったときのスライド付きの講義。京大卒の文化プロデューサーめぐみ親分のブッキングでアイリッシュや北欧音楽をしているフィドルの大森ヒデノリ氏と私が言われる曲を即座に演奏するというドキドキもの。曲といっても日本のわらべうたと同様に一瞬にして終わる。舟を漕ぐときの唄や他きれいなハーモニーのもあったなぁ〜。12音階では表されてないこともいっぱいあるだろうけど、こうやって記譜していかないと残らない。収集してるわらべうたもそろそろメロディーラインだけ譜面化していくか。12音階にするのがちょっと抵抗があったんだけど・・・。
きょうは真っ暗な博物館の大階段で京大の先生の結婚式も行われた。大森さんと私が演奏し、最後はみんなで輪になって踊る。もう何が何やらわからんくらいいろんな研究者、学者、蜂蜜やさん、学生、先生方を助けてる職人さん、ミュージシャンやらいる。アイリッシュの分厚い資料と譜面を黙々と、でもうれしそうに読む大森氏。専門分野だもんねぇ。おもしろいだろうな。
きょうのその譜面が載ってる探検本は世界に1冊しか残っていなくて1000万円くらいするらしい。京大には値段もつけれないような貴重な資料がごろごろしてるとか。博物館の下も出すに出されず整理もされずに眠ってる所蔵品が山のようにあるらしい。「さすが帝国大學。国家プロジェクトですからね。」と津田さん。すごい環境だなぁ、いいなぁ、学生時代見事に勉強しなかったからなぁ〜・・・といまさら言ってももうしょうがない。そのかわりどんな状況化でもへこたれない生きる力は養ったかもしれない・・・。なーんて、言い訳〜。