寸法

喪服をつくった。昨日の喪服はマスターのお姉さんの娘さんにお借りして、きょうお返ししたその足で大丸へ行った。喪服だけは勢いがないとつくれない。今まで黒なら許されるかなという子供気分もだいぶあったがもうそんな年でもなし、喪服を揃えるのもなんか不幸があったらイヤだなとか、なんだかんだと避けて通っていたが、さすがに必要だと感じたし敬意を示したいと思った。先生のお母様が亡くなられた報告を博多の母に電話してるときに「喪服ないねん」と言うとえらいことおこられた。そらそうだ。いつの間にやら立派に大人の年齢だ。またいつか、と思うとずるずるとまた同じ思いでつくらないだろうから昨日の今日が一番のタイミング。試着するとずいぶんサイズを大きめに言われる。「どうして?これでピッタリですよ」と言っても「いや、大きめをおすすめさせていただいております」「これでいいですよ」「いや、大きめを」と押し問答。どうやら一生ものとして買うので太ってもいいように大きめに買うのが常らしい。「いいんです、いいんです。これ以上ならないように気をつけますから」「みなさん、そうおっしゃいますが・・・」「いや、いいんです!」とジャストサイズにした。さぁ、正解か、不正解か。