和邇

kazumi-amitie2007-06-22

民俗学者の大森先生にきのうまで湖西の和邇(わに)で録音していた話をすると、「和邇なんて日本の詩歌の原点の地だよ。どうしてそこを知ったの」とびっくりされる。「そんなことぜんぜん知らないけど、めっちゃいいとこなんですよ〜〜」と言ったら、一呼吸ついて、無知な私にいろいろと教えてくれた。
和邇は和邇氏という古代の豪族で飛鳥時代の歌人・柿本人麻呂のルーツ。和邇に人麻呂の遺髪を埋めた墓と言われる歌塚がある。そして和邇氏の同族は小野妹子などの小野氏、その子孫小野篁は平安時代の歌人、その孫は書道家の小野道風。日本の詩歌の原点だ、と言う。へぇ〜、何も知らないで通っていた・・・。すみません。
まったく詳しくないが小野篁は知ってる、知ってる!梅原猛の本ですごい印象的だったから覚えてる。なんか閻魔大王の裁判の補佐をしていて、毎夜井戸を通って下界に行ってたと書いてあった。東山の六道珍皇寺にその井戸があるらしい。
さて、こんどの7月6日の法然院での夏の童謡サロンはゲストに大森先生呼んでます。七夕の前夜、どんなお話が聞けるでしょう。こちらも楽しみだ!みなさん来てくださいね。


夏の法然院〜ささのはさらさら〜
■日時 2007/7/6/金 19:00〜
■場所 法然院
京都市左京区鹿ヶ谷御所ノ段町30番地 TEL: 075-771-2420
■会費 前売2,000円 当日2,500円 子供500円
   うた:深川和美
   パーカッション: 土居秀行
   ピアノ:多久雅三
   お話:大森亮尚(古代民俗研究所所長)
■お問い合わせ・ご予約 アクティブKEI TEL 075-255-6586
http://www.doyo-salon.net/