世の中には常に徹底的に前向きな人っているもんだ。
きょう童謡サロンのリハーサルが終わって家に帰り着いたら、関西に来ていた従姉から北九州に帰ってきたと電話が入った。この従姉と彫刻家であるこの従姉のお姉さん（ようするに私の従姉妹）は季節のご挨拶や「元気？」などの前置きはない。とーっても久しぶりでも電話が繋がったとたん水道管からホースがはずれて水が飛び散るように話が始まり、何分間かついていけてないこともある。でもなぜか周囲の人たちに絶大な人気がある不思議な人。とにかく前向き、唐突、パワフル、思いつきで行動。こんなこっちゃあかんなー、もっとパワフルでいかなあかんと反省させられる。
もう一人前向きな人、まやという音楽家がいる。
７月、まやとチンドン屋のまきちゃんに新宿ゴールデン街でごはんを作ってもらい、急いで食べて神戸に出発したことがあった。二人とも浴衣で髪飾りも華やかにとてもかわいい。まやは家から自転車に乗って来たという。
「浴衣で乗ったん？」
「うん、通行人にめちゃくちゃ笑われた。あー、なんて私は新宿の人たちを笑わせて幸せにしてるんだろう〜と思ったよ！」
何年か前、かずまやのCD『アミチエ』で韓国の舟歌『オギヨディオラ』を歌いたいが、著作権が通らない、録音を許されていないという情報が入った。作った本人が他の人の録音を許していないらしい。
「歌いたいけど、まぁCDに入れるのは別の曲にしよっかなぁ」とまやに言うと、
「なんで？？？韓国に頼みに行こうよ。」
そして私の妹も一緒に３人で行き、結局食べ三昧遊び三昧。でもソウルで初めて会って一緒にごはん食べたAndy KIMさんという人がオギヨデイオラの権利を持ってる人のマネージャーと友人で（偶然！）、その場で電話をかけてもらい話が進み、彼がいろんな手続きを手伝ってくれて最終的にogiyodioraはアミチエのCDに入った。
